THE MAGIC OF ROTARY
ロータリーのマジック
神戸ロータリークラブの創立100周年記念式典・祝賀会に久元喜造神戸市長、シアトル並びに新竹ロータリークラブの皆さまをはじめ各地区ロータリークラブから多くの方々に御臨席を賜り、誠にありがとうございます。
また、平素より皆様方には、多大なるご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
さて、1924年8月13日大阪ロータリークラブの御協力により初代松方幸次郎会長により神戸ロータリークラブが設立され、これまで戦争や地震といった幾多の苦難を乗り越え本日、無事100周年を迎えることができましたのは、代々の多くのクラブ会員の努力と、国内外のクラブの方々のご支援おかげであり、改めて感謝申し上げる次第です。
この間、とくに 本日ご来臨くださいました新竹ロータリークラブやシアトル ロータリークラブとの姉妹クラブ提携をさせて頂くとともに、国内のロータリークラブ立ち上げにも微力ながら協力させて頂くことができましたことは、当クラブにとって大変光栄に存じております。
私は、この記念すべき100周年の会長を務めさせていただいておりますが、運営方針として世界中のすべての人が、心豊かでしなやかで幸せな人生を送れるよう、そして平和な世界が続きますよう「心豊かに、しなやかに」を掲げ、ロータリーのマジックの実現を目指しています。現代は、VUCA、すなわち変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の時代と言われていますが、時代の潮流をしっかり見極め、多様な選択肢から個々にとっての幸せの正解を見つけ、「心豊かにしなやかに」平和で価値ある幸せな人生を歩むことが大切であると思っています。哲学者ウイリアム・ジェームスは、心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、と述べています。まさに、心の持ち方ひとつで人生の価値は変わるということです。会長として皆さんひとりひとりが「心豊かにしなやかに」して人生の価値を考え、幸せを生むことができる魅力ある神戸ロータリークラブとして発展していくことを願っています。ロータリー活動においては、寄付や奉仕活動は、もちろん大事なことのひとつであるとは思いますが、私自身はロータリーとして最も大事なのは、人との出会いの好循環、ロータリーが縁を導き人生の喜びの場となることであると思っています。陽明学者の安岡正篤先生の言葉に、縁尋機妙、多逢聖因という言葉があります。すなわち、良い人達との出会い、交わりがそれぞれの人に良い結果をもたらすということです。ロータリーこそが、縁尋機妙、多逢聖因、を実感する場であり続けることを願っています。すべてのロータリークラブが、良い縁から良い縁へと発展していく場、良い人に交わることができ、良い結果に恵まれる場であり続けることを願っています。
今後も神戸ロータリークラブは、これまでの100年の間に蓄積された多くの実績をいかし、さらなる100年先も輝く神戸ロータリークラブを目指さなければなりません。そして、親睦、高潔性、多様性、奉仕、リ-ダーシップというロータリーの中核的価値観を大切にしながらも、社会に開かれたロータリーへと進化し、時代の流れにも臨機応変に対応して、若手、女性、外国人など多様性を重んじるインクルーシブな組織を目指して参ります。
最後になりましたが、皆様方におかれましては今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い致します。本日は誠に有難うございました。
2024年11月21日
2024-25年度 神戸ロータリークラブ会長 藤澤正人
このたび、2024-2025年度の神戸ロータリークラブの会長を拝命いたしました藤澤正人でございます。2015年に、新野幸次郎先生、望月眞人先生のご推薦により伝統ある神戸ロータリークラブに入会させていただき、9年目となりました。今回、財界、実業界とは全く違う医療界で生きてきた一大学人が、神戸ロータリークラブが100周年を迎える年に会長という大役を浅学菲才の身でありながらお引き受けすることとなり、大変身の引き締まる思いでございます。学会の会長や理事長、大学での役職は、多々させて頂きましたが、このような多岐にわたる分野の蒼々たる方々が集まっておられるロータリーでの会長という大役は、私に務まるかどうかわかりませんが、このご縁に感謝して人生における新たな学びと思い頑張って務めたいと思います。
2024-2025年度の神戸ロータリークラブの運営方針は、世界中のすべての人が、心豊かでしなやかで幸せな人生を送れるよう、そして平和な世界が続きますよう「心豊かに、しなやかに」をテーマとしてロータリーのマジックを実現するということにしました。「心豊かに、しなやかに」は、Well-Beingにつながる心です。心豊かに幸せを感じて生きる人は、そうでない人より7.5~10年長生きすると報告されています。
現代は、VUCA、すなわち変動性、不確実性、複雑性、曖昧性の時代と言われていますが、時代の潮流をしっかり見極め、多様な選択肢から個々にとっての幸せの正解を見つけ、「心豊かに、しなやかに」平和で価値ある人生を歩むことが大切であると思います。ウイリアム・ジェームスは、心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、と述べています。まさに、心の持ち方ひとつで人生の価値は変わるということです。会長として皆さんひとりひとりが「心豊かに、しなやかに」して人生の価値を変えることができる魅力ある神戸ロータリークラブとして発展させていきたいと思います。また、ロータリーにおいて寄付や奉仕活動も大事なことのひとつですが、私はロータリーとして最も大事なのは、人との出会いの好循環、ロータリーが縁を導き人生の喜びの場となることであると思っています。明治時代の安岡正篤先生は、縁尋機妙、多逢聖因、すなわち、良い人達との出会い、交わりがそれぞれの人に良い結果をもたらすということを言われています。この伝統ある神戸ロータリークラブこそ、縁尋機妙、多逢聖因、実践の場となっており大変誇りに思っています。神戸ロータリークラブが、良い縁がさらに良い縁へと発展していく場、良い人に交わることができ、良い結果に恵まれる場であり続けたいと思います。
さて、今年は、神戸ロータリークラブ100周年の記念すべき年です。これまで100年の間に神戸ロータリークラブで蓄積された多くの実績をいかし、さらなる100年先も輝く神戸ロータリークラブを目指さなければなりません。親睦、高潔性、多様性、奉仕、リ-ダーシップというロータリーの中核的価値観を大切にしながらも、社会に開かれたロータリーへと進化し、時代の流れに臨機応変に対応して社会に求められる組織として変革していくことを忘れてはなりません。不易流行という言葉もあるように、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものを積極的に取り入れていくことが大切であると思います。例えば、社会がAI・デジタル化が進むなかで、ロータリーの会の運営・業務においてもデジタル化・省力化を進めていくことは重要であると思っています。時代に逆行することなく、スマホアプリでの会員管理の構築やWEB会議システムをさらに活用すべきと思います。そして、社会構造の変化に合わせてロータリーもさらに女性の活躍推進とインクルーシブな組織、多様性のある開かれた組織を目指していくべきであると思います。
それでは、一年間、寺本副会長、塩田幹事、今津S.A.A.ならびに各役員、理事、委員長、副委員長の方々とともに会の運営、ならびに100周年記念事業実行委員会の皆様とともに100周年事業に向けて微力ではございますがしっかりと取り組んで参りたいと思いますので、会員の皆様の一層のご支援、ご協力をお願いいたします。
最後に、皆さん、新たな出会いと奉仕に感謝してロータリー活動を楽しみ、喜びの場として神戸ロータリーを盛りあげて参りましょう。
2024年7月1日
2024-25年度 神戸ロータリークラブ会長 藤澤正人